出来たよー、と言ったきり、なかなか飛ばしにいけないでいたGuillow's P-40ですが、今日は天候がよさそうなので例によって所沢の航空公園にテストフライトに行って来ました。
10時頃に公園に着くと、常連さんとおぼしき方々がライトプレーンを飛ばしています。ほとんどがA級(小型タイプ 翼幅50cm以下)ですが、みなさんデサマライザーを装着しています。
公園内は程よく風も穏やかで、サーマル(上昇気流)が多数発生しているようです。
私も取り合えず気流を見るために、P-40とは別に持参したWhiteWingsのRacer590を何度かカタパルトランチしてみましたが、信じられないほど強力にサーマルを捕らえてしまい、2分以上の滞空の後、場外の林に吸い込まれてしまいました。
カメラは持っていたのにムービーに撮れなかったのが残念・・・機体のロストも残念ですが、胸のすくような飛びが見られたのでそれは帳消しにしましょう。また作れば良いしね。
ちなみに、風の強弱については、気象庁のサイトでアメダス(風)のページを見ると左のように細かく風速が表示されるので、これをアテにして飛行場に赴く事になります。
模型飛行機を快適に飛ばすには、風速3m以下程度だと良いですね。
で、本題のP-40ですが、機体を取り出すと常連さんたちが声を掛けてくれました。
「おー、綺麗に塗ってあるねえ。ピーナッツ?」
「いや、ピーナッツよりは大きいですね。アメリカのGuillow'sという所のキットです」
「重さはどれぐらい?」
「27.5gぐらいですね。相当軽量化したんですが」
「うーん、そりゃあちょっと重いなあ。ゴムは?」
「FAI3.2mmの一条です」
「ちょっと弱いんじゃないかな?ペラも小さいし」
「なるほど」
「もうちょっと太いゴムがそこの売店で売ってるから試してみたら?」
え、公園の売店でFAIラバー?と思って覗いてみると普通に売ってました。4.7mm~1.6mmまで各種。とりあえず4.7mmを購入してゴムを交換してみました。
が、滑空姿勢は良いのですが、やはりいかにもパワー不足らしく、400回巻きでもあまり上昇しません。
普通の模型飛行機のつもりでダウンスラストを付けすぎたのも良くなかったようです。低翼機ではパワーが掛かったときの頭上げが小さいんですね。
さらに痛い事に、調整用に用意した透明タブなど一式を家に忘れてきてしまったため、旋回調整もままならず、無理に上方に投げ上げて何度か垂直落下した結果、プロペラ軸受けを保持している部分が傷んでしまったため、引き上げる事に。
ただ、重すぎるという指摘も正しいようで、何度も地面に激突している割には、カウリング保持部以外は骨折一つ無く、強度過剰気味だな、というのは分かりました。
が、それ以前の問題として、ハードケースが用意できなかったので、大き目の手提げ袋に入れて電車で移動していたのですが、なんと帰りの電車内で機体がクラッシュ!修復不可能ではないですが、移動中に壊れるのはちょっと辛いので、やはりハードケースは作るべきでした。
取り合えずより軽量化した新機体とハードケースの製作をしないとですね。ハードケースはプラダンとかで作るのがいいかな・・・
それはそれとして、航空公園は航空自衛隊入間基地が近いので、基地にアプローチする機体が低空飛行している様がよく見えます。今日はC-1、YS-11、T-4等が見えました。写真は飛行点検隊のYS-11がフラップ全開、ギアダウンで着陸に向けて旋回中です。
撮影データとしては330mm相当のズームレンズのテレ端で、一回りトリミングしたぐらい、と言えば写真をやってる方にはどの程度の大きさに見えるか伝わると思います。
なんて事を半日やってましたが、家に帰ってみると腕や顔が真っ赤に日焼けしてました。これはかなりヒリヒリしそうだ・・・今度からは日焼け止めを塗ったほうが良いですね・・・