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2012年6月28日木曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 下部胴体と脚関係

作業もだんだん細かいところに入ってきました。今回は下部胴体と脚関係です。

下部胴体というのは何かというと、P-40の場合主翼が胴体の下側や上側ではなく、胴体を貫通する形で取り付けられているので、主翼より下の部分については別パーツになっているわけです。

わけですが・・・
主翼の下面から胴体下部につながるパーツなので、ようは接合面が平らではないわけです。

しかも、図面の指示はきわめてテキトー。これは現物合わせじゃないと出来ないぞ、という事で紙貼り後までやらないで置いたのです。
で、一応なんとかでっちあげてはみたものの・・・
正直、出来上がったら一番近くで見てほしくない部分かもしれません。
私の読み方がおかしいのか、胴枠がひとつどうやってもつかなかったし・・・
さらに参ったのが尾輪です。キットとして用意されているのは上の一枚もののパーツと、脚ドア用の板が2枚だけ。

さすがにこれは・・・
つけたまま飛ばしたら間違いなく一発で破損紛失なので、脚なしにするかとも思ったんですが、展示用には脚があったほうがいいよなあ、という事で、バルサ棒を追加して軽くディティールアップしたのが下側。
うーん・・・やらないよりマシ、の世界だなあ・・・
で、胴体下面尾部には当然脚格納庫は無いわけですが、とりあえず展示時には両面テープかなにかで仮止めでも出来れば、という思惑で尾脚周りをユニット化してみました。

まあ、キット通りよりはマシ・・・になったのか?





あと、写真は無いですが、やっぱり主脚もタイヤこそプラスティック製のものが付属しますが、脚柱がバルサ板一枚で、これもやはり飛行には適さない代物なので、取り外し式にするとともに材質を竹串に置き換えて少しだけディティールアップしてみましたが・・・

ま、雰囲気です。雰囲気!<自分に言い聞かせてる

2012年6月27日水曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク カバーリングの修正と胴体のカバーリング

前回の紙貼りでは、翼端にシワが残ってしまったり、尾翼が反ってしまったりと、いくらか修正が必要な状態です。

今日は、これらの問題の修正と胴体の紙貼りを進めました。








まず、翼端部分の紙だけをはがすためにはがしたい領域とはがしたくない領域の境にある小骨部分の上からクリアラッカーをしみ込ませます。

翼の紙貼りでは、外周部位外はノリ付けされていないので、この処置をしておかないとはがしたくない部分まで浮いてしまいます。

クリアラッカーが乾いたら、デザインナイフで切れ目を入れてはがします。
一気にはぐとつながってる部分が引っ張られて被害拡大・・・という事もありえるので、ここは慎重に。
新しい紙を貼って修正完了です。
もう一回霧吹きで湿らせるわけですが、良く見ると主翼が紙の張力でねじれていたので、今度はねじれないように定板の上に虫ピンで固定してから乾燥させます。

写真を見ると、斜めに張力が掛かっているのが分かりますね。でも、このまま完全に乾くまで固定しておけば、主翼下面を平面に保ったままにすることが出来ます。
尾翼も両面を湿らせて定板に固定乾燥します。
ねじれが取れたのを確認して、全体にクリアラッカーを塗ります。
これでラッカーが乾いてしまえば、防湿ができるのでそれ以降の寸法の狂いを抑えられ、また、強度も出ます。
紙の繊維に塗料のプラスティックがしみ込むので、一種のFRP状態になるわけですね。

乾燥後に軽くたたくとカンカンとドラムのような音がします。
胴体も紙貼りを行いました。ここは根気ですね。小さいエリアに分けて少しづつ貼って行きます。

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 翼のカバーリング

さて、下地が出来たら紙貼り作業に入ります。
これをきれいにやるのは結構難しいんですよね。

でも、勘や経験も大事ですが、まずは失敗しにくい手順が大事。という事で、バルサのフレームに紙を貼っていく手順を紹介して行きます。

今回は翼関係です。
まず貼る紙ですが、キット付属の紙ではなく、エサキ プライスパンを使用していきます。
キット同梱の紙でも貼ることは出来るのですが、日本製の和紙と比較すると若干目が粗いのと、ピンホールがあったりします。目の詰まり方や厚さの均一性、薄さや強度の面でもプライスパンが勝ります。
ちなみに左の写真の左側がプライスパン、右がキット付属の紙です。ちょっと分かりにくいかな・・・
まずは尾翼から貼って行きます。用紙はかなり大きいのですが、まずは貼る面積より若干大きめに切り出してあらかじめ用意します。
この時、紙の目(繊維の向き)が長手方向(写真では左右方向)になるように注意します。
フレーム外周に糊を塗布します。今回は扱いの簡単なスティック糊を使用しました。
水分の多い糊を使うと、紙がふやけて扱いにくくなるので私はもっぱらこういった固形糊を使用しています。
注意点としては、糊を塗布するのはあくまで翼の外周部だけで、中の小骨に塗ってはいけません。
糊を塗ったら裏返して用意した用紙の上に乗せ、上から指で軽く押して密着させます。
貼り終わったら、骨組み外周のから数ミリはみ出したところでデザインナイフで切り込みを入れます。
この後裏面に回りこんで貼って行くので、外周が曲線の部分については放射状に切り込みを入れて行きます。
余白部分に糊を塗り、断面と裏側に少しかぶるように貼り付けます。
こんな感じで片面一丁上がり!
裏面も同じように貼ります。
垂直尾翼もサクッと貼って行きましょう。手順は水平尾翼と同じです。
次は主翼です。まずは組み立て後胴体に隠れてしまう中央部上面から貼って行きます。
この時も、貼る範囲の外周部だけに糊をつけて貼って行きます。
次に主翼中央部下面、それから左右主翼下面を張っていきます。
この辺りは平面なので張るのは比較的簡単です。

貼り付けた後、外周部を数ミリ残して切り取り、上面に向かって巻きつけるように貼りこみます。
主翼上面も貼りました。小骨部分に糊をつけないのは尾翼と同じですが、曲面で構成されているので若干難しいです。
ただ、最初からピンと張った状態で貼る必要は無く、若干たるんでいてもこの後霧吹きをして紙を収縮させるため、写真の程度貼っていれば問題ないでしょう。
貼り終わったら霧吹きで湿らせ、乾燥を待ちます。
私はこのように自然な状態で乾燥させることが多いですが、この方法だと変な捩れは出にくい物の、骨組みが紙の張力に負けてゆがんでしまう事もあります。
シリアスに寸法を出すには冶具を作成し、固定した状態で乾燥させたほうが良いようです。
ちなみに、この時霧吹きで湿らせるので、バルサにまで水分がしみこまないようにあらかじめ骨組みを塗装するわけです。
霧吹き後数時間程度で紙が乾き、きれいに張ってくれました。しかし良く見ると、
翼端部にしわが・・・ここは後で貼りなおしですね。
水平尾翼も若干反ってしまいました。どうやら紙の収縮力が強すぎたようです。これも要修正ですね。









というわけで翼関係の紙貼りでした。若干失敗してしまった部分もあるので、次はしわや歪みの修正をしていきたいと思います。

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク サンディング

前回までで大体骨組みは出来たのですが、そのまま紙を張ると骨組みの角ばった部分や切り口の荒れた部分がそのまま表面に浮いてしまうので、表面をサンドペーパーでならして行きます。
最初は荒め(#240ぐらい)のサンドペーパーをサンディングブロックに固定して、表面のでこぼこをならしたり、丸みがほしい部分の形を出して行きます。

2012年6月25日月曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 塗色に悩む(カラースキーム編)

Guillow's P-40 箱絵
さて、ここまで製作を進めてきましたが、カラースキームが問題です。
カラースキームとは塗色指定の事で、つまりどんな色に塗るか、ということです。

一応箱絵を見て近づけたらどうか、とは思うのですが、この箱絵は雰囲気だけ、という感じで考証の点ではいくらか疑問があります。

まず、カーチスP-40という飛行機自体、アメリカ製とは言え大戦中は連合国各国に供与されており、採用国によって国籍マーキングが異なります。機体数も多く、支地向けによって塗装や国籍マークが異なる大量のバリエーションが存在します、

また、P-40はサブタイプも多数あり、初期生産型の無印からB、C、D、E、F、J、K、L、M、Nの各種で微妙に外見が異なります。
Guillow'sのキットの場合、細かい指定は説明されていません。
しかし付属の転写デカールの内容を見ると、
デカールには米軍マーク。機番表示は白

  • P-40といえば定番。のシャークマウスが無い。
ちなみに、シャークマウスとは機首に描かれたサメの口模様です。こんな感じ
  • 機番表示は白色
  • テイルレター(尾翼の機体識別番号表示)が323388
  • 国籍マークがアメリカの物なので、たぶんアメリカ陸軍航空隊の機体(箱には”伝説のフライングタイガースの機体”と書いてあるんだけどなあ・・・)

箱絵や説明図を見る限り


  • 翼内機銃が6丁のため、E型以降
  • 機首上面インテーク形状とエキゾーストパイプ前に冷却グリルがあるのでアリソン V-1710-18エンジン搭載のM型以降
  • キャノピ後部ののぞき窓の内側が曲線状なのでM型以前


というわけで、たぶんこれはカーチス P-40 ウォーホーク M型をモデルにしているらしい、という事が分かります。
とはいっても、キット自体のスケールモデル的考証はシリアスなスケールモデルと比較すると、比較的いい加減だと思われるので、なんとなくウォーホークっぽいデザインを寄せ集めたキメラ的機体という可能性も在りますね。

ところで、テイルレターの機番323388を検索すると、アルミ地肌に機首上面は防眩黒塗装という、なんだかP-51ムスタングのようなカラースキームが出てきますが、この場合インシグニア(機番や所属舞台等のレタリング)は黒のようです。これでは白のデカールは使えません。

いくら悩んだところで、塗装用の塗料は買ってこないといけません。エアブラシは持っていないので、今回は缶スプレーに、細部は筆塗りで行きます。

で、結局はパッケージのイメージで良いかな、という感じで
上面 ウッドブラウン
下面 明灰白色(三菱系)
という事に。上面単色ならタンかな、とも思ったんですが、ホワイトのインシグニアには映えないかな、と思ったので暗めの色で。また下面は米軍機なのに三菱系ってのもどうかと思いましたが、イメージ的にニュートラルグレーは暗すぎるし、ガルグレーは海軍機の現用機カラー。あと、若干青みがほしいかな、という感じでこういう選択になりました。

明日からはサンディングと紙貼り、塗装ですね。前もってプラ部品は中性洗剤で洗っておきましょう。

2012年6月24日日曜日

所沢航空発祥記念館に行って来ました

これはなんでしょう?
こもって工作ばかりしているのもなんなので、所沢航空公園の中にある所沢航空発祥記念館に行って来ました。
(結局飛行機かい!)

左の写真ですが、これ、なんだか分かりますか?









2012年6月23日土曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその2-3(翼関係の骨組み)

胴体の次は主翼です。これも必要な部品をダイカットシートから取り出し、最初にレイアウト的に並べます。

この時、重要かつ後で取り返すのが難しい事項として、左右の重量バランスを取る、という事があげられます。

同じ形状に切り出された部品を組み立てるだけなのに、左右で重量差が出るとはどういうことでしょう。

既に作業完了した胴枠もそうですが、翼の部品等は左右一対、同じ形の部品が2つづつ必要です。
こういった場合、Guillow'sのキットでは、同じダイカットを施した2枚のバルサシートが部品として入っています。

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその2-2(胴体にストリンガー)

昨日の記事で”手順はこの後!”なんて言っておいて日付が変わってしまいましたが、昨日の作業内容をボチボチと。

まずは一昨日作っておいた胴体に、小骨を追加していきます。

こういう縦に走る細い補強の事をストリンガー(縦通材)と言いますが、バルサの模型飛行機はこれで外観を形作っています。

左の写真のように、胴枠の切り欠きに一本づつ接着して行きます。

ちなみに、ストリンガーは胴体の左側や右側に一気に接着してしまうと、胴体が曲がってしまう事があります。
このため、ストリンガーを貼るときは左右交互に一本づつ、キールが曲がらないように気をつけながら貼って行きます。
(余談ですが、私がこのノウハウを知ったのは中学生の時に呼んだ”こち亀”の帆船模型の回で、両津が語っていた薀蓄からです(笑))


2012年6月22日金曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその2-1(今日の完成図)

今日はほとんどの骨組み部分が完成しました。

製作ガイドはちょっと長くなるので後回しにして、骨組みの写真を先にアップしておきますね。

これは仮組み状態で、まだ各部は接着されていません。
このあと全体をサンディングして滑らかにした後、吸湿防止にクリアラッカーを塗り、それから紙貼り工程に進みます。

本当に組み立てるのは、紙貼りの後ですが、実はまだ、主翼取り付け後に胴体下面の組み立てが残っています。



ここまでの組み立て工程は、
Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその1
Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその2-2(胴体にストリンガー)
Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその2-3(翼関係の骨組み)
で解説しています。キット自体の説明は
で、結局 P-40
で書いていますので、是非ご一読を。

2012年6月21日木曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその1

Guillows カーチスP-40ウォーホークの組み立てを順番に見て行きましょう。
最初の画像が今日出来た部分です。

基本的には以前作ったスツーカと同じような構造なので特に迷う事は無いのですが、最初はとにかく図面をしっかり読みましょう。

設計図はやはり設計図で、組み立て説明書のように作業の順番を説明したものではありません。

ぱっと見ただけでは分かりづらい構造をしている部分や、製作の順序等をしっかり把握し、頭の中で工程を組み立てて行く事が大事です。

しばし図面を熟読の後、まずは胴体から手をつけていく事にしました。胴体を構成する部品のうち、形状を決めるキール(背骨)と胴枠は、ダイカットされたバルサシートから切り出します。

部品の位置決めはまずキールからです。A3サイズのクリアファイルの内側に、コピーした図面の胴体部分を挟んで固定し、クリアファイルの上からマスキングテープでキールを固定して行きます。

その後、図面の指示に従って胴枠を接着し、最後にサイドキール(横に接着する縦通材ですが、ダイカット部品になっています)を接着すれば、半身の出来上がりです。半身状態が出来上がったら、クリアファイルから外してもう半分の胴枠とサイドキールを接着します。

今回の作業では、すべて瞬間接着剤を使用しましたが、より軽量に仕上げるためにはセメダインCをシンナーで溶いた物を使用するのが良いようです。ただし、乾燥時間が長いので手早く作るのには向きません。

以下に具体的な説明を写真つきで。


図面のサイズが・・・ A3じゃなかった。

さっきGuillow's P-40の図面をコピーするためにコンビニに行ってきました。
大体A3ぐらいのサイズだろうな、と思っていたんですが、微妙にA3よりも長辺が長いんですね。
これはどうした事かと思ったんですが、何の事はない、A4やA3というのはISO規格なんですが、北米ではANSI規格サイズがベースなんです。

この図面はたぶんANSI B タブロイドサイズ。これだとA3よりも長辺が12mm長く、短辺が18mm短い。

紙幅一杯に印刷されているわけではないのでコピーしたときに切れてしまう部分は許容範囲でしたが、一瞬コピー機の寸法精度がおかしいのかと疑ってしまいました。

2012年6月20日水曜日

で、結局 P-40

一度組み立て経験のある500番台の機体で、かつなんとなくマイナーな感じのカーチス P-40 ウォーホークから取りかかろうと思います。

このキットも先のスツーカのキットと同じく、スパン41.9cmとお手頃サイズです。

で、今回は最終的には図示されているテザーコントロールにして遊んでみようかと。

さすがにエンジンは無理なので適当なモーターでも見繕ってみるとしましょう。



P-40キット内容

キットを開けてみるとこんな感じです。ダイカットされたバルサ板5枚に、スダレ状に切られたバルサ棒のセット、プロペラやゴム、タイヤ等の小物類、プラスティック製のスピンナーやカウル、キャノピー、水転写デカール。Guillows社のカタログ。

そして最も大事な図面です。

実際に組み立てる場合は、図面を台に敷いて、その上で切ったり貼ったりしますので、汚損してもかまわないように製作前にコピーを取る必要があります。



ダイカット部品

ちなみにダイカット部品というのは、このような状態でキットに入っています。
型で押し切っているので若干バルサが崩れていますが、こういうものです。

組み立て後にじっくりサンディングして整えて行きましょう。

しかし、以前作った時に比べて、バルサの質が良くなっている(=軽くなっている)ような。






ダイカット裏面


ダイカット部材の裏面は、このように切れていません。
最後まで切ってしまうと、部品が箱の中でジグソーパズルみたいにバラけてしまうのと、ダイカット用の刃の持ちを良くする為に、ダイカットの場合は裏までしっかり切れていないのが普通です。





キットの内容物はこんな感じです。明日から製作に入ります。
図面のコピーも取ってこないとな・・・

色々買い込んでみた

今回買ったキット達
バルサキット各種買い込んでみました。
上から順に
  • デ・ハビラント DHC-2 ビーバー
  • ピラタス PC-6 ポーター
  • グラマン F-14 トムキャット
  • カーチス P-40 ウォーホーク
です。
ビーバーとポーターは300番シリーズの比較的新しいキットで、パーツがレーザーカットされています。
ただ、スパン60センチ超と大きめのため、ちょっとおいておいて・・・

ジェット機のフリーフライト・バルサキットとは珍しいなあ。と思って買ってみたトムキャット。
グライダー的な物かな、と思っていたら、なんとディスプレイモデルでした。
まあ、そういうものかなあ。
ちなみにサイズは大体1/40スケールで、VG翼は展開状態と後退状態を選択する方式になっています。

まあ、このキットを設計した当時は適当な動力が無かったかもしれないですが、今ならブラシレスモーターをプッシャー方式に搭載すればいけるかも。さすがにEDFは搭載スペースが無いですね。しかしこのキット、かなりの難物でして
こ、これは・・・

このグローブ部(可変翼付け根)部分の角ばった感じ、分かりますかね?
もちろん、本物はもっと滑らかに構成されています。
これをまともに仕上げるのは気合がいるなあ・・・

2012年6月19日火曜日

お知らせ

Guillow's等のバルサキットを購入しても、図面がすべて英語のため、組み立てが億劫になってしまう方もいらっしゃるかと思います。
せっかく手元に資料がありますので、簡単な用語集を作ってみました。ページ上部の

英語でも問題無い!飛行機用語集

から見られます。
指摘や追加質問は大歓迎ですので、興味のある方は是非ご一読下さい。

2012年6月18日月曜日

Guillow's 500シリーズ ユンカース Ju 87-B スツーカ その4 (完成)

うすい紙を全体に貼り、クリアラッカーを吹いたところ
骨組みが出来たところで、次は紙を張って行きます。
今回はヨシダさんのライトプレーン用翼用紙を使用しましたが、この手の機体には江崎模型さんのプライスパン(エサキティッシュ)を使うのが世界的標準になっているようです。

丸みを帯びた部分も多いので大変そうに感じてしまいますが、張り方のガイドも説明書に書かれているので、そんなに難しくはありません。

張った直後はどうしても若干たるんで居ますが、霧吹きで水を掛け、湿らせてから乾燥させればピンときれいに張ってくれます。

貼り付けに使うノリは、本格的にはドープ塗料を使うようですが、今回は水で溶いた木工用ボンドを使用しました。

他にも洗濯のりやスティックのりも使いやすいようです。



紙張りが出来たら、一旦クリア塗料を塗って強度を高めます。

本格的にはクリアドープ塗料を使用して刷毛塗りするのですが、入手が難しいのと臭いがかなり強烈なので、今回はプラモデル用のクリアラッカースプレー缶を使用しました。

クリア塗装の下地が出来たら、バキューム整形されたカウリングや排気管、機銃フェアリング等を接着し、塗装します。

アンテナや爆弾、後部機銃などもバルサ材の切れ端とバキュームフォーム部品で作るように図面に指示がありますので、そのように装着します。

これもエナメル塗料を薄く溶いた物を使用し、なるべく軽量に仕上げるのが王道のようですが、今回はプラモデル用の缶スプレーを使用しています。

最後にキット付属の水転写デカールを貼って完成です。
本当はこの後、重心バランスを取るために機首にオモリを入れたり、翼の捩れの確認や修正を行って飛行調整をするのですが、とりあえずキットなりに製作を行うとこんな感じです。なかなか良い雰囲気じゃないですか?