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2012年6月21日木曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 組み立てその1

Guillows カーチスP-40ウォーホークの組み立てを順番に見て行きましょう。
最初の画像が今日出来た部分です。

基本的には以前作ったスツーカと同じような構造なので特に迷う事は無いのですが、最初はとにかく図面をしっかり読みましょう。

設計図はやはり設計図で、組み立て説明書のように作業の順番を説明したものではありません。

ぱっと見ただけでは分かりづらい構造をしている部分や、製作の順序等をしっかり把握し、頭の中で工程を組み立てて行く事が大事です。

しばし図面を熟読の後、まずは胴体から手をつけていく事にしました。胴体を構成する部品のうち、形状を決めるキール(背骨)と胴枠は、ダイカットされたバルサシートから切り出します。

部品の位置決めはまずキールからです。A3サイズのクリアファイルの内側に、コピーした図面の胴体部分を挟んで固定し、クリアファイルの上からマスキングテープでキールを固定して行きます。

その後、図面の指示に従って胴枠を接着し、最後にサイドキール(横に接着する縦通材ですが、ダイカット部品になっています)を接着すれば、半身の出来上がりです。半身状態が出来上がったら、クリアファイルから外してもう半分の胴枠とサイドキールを接着します。

今回の作業では、すべて瞬間接着剤を使用しましたが、より軽量に仕上げるためにはセメダインCをシンナーで溶いた物を使用するのが良いようです。ただし、乾燥時間が長いので手早く作るのには向きません。

以下に具体的な説明を写真つきで。




これは悪い例。ダイカット部品は、一見手でむしり取れそうですが、むしってはいけません。
このように裏面からサンドペーパーを掛けて、切れていない部分を削って行きます。
部品の切れ目が見えるぐらいまで削り込みます。
上手くできれば、このようにパラっと部品が外れます。外れた部品は無くさないように
袋や箱に入れて保管しましょう。個人的なお勧めはジップロックタイプの口が閉まる
ビニール袋です。
削った後のおがくずは捨てずに取っておきましょう。接着剤と混ぜれば、
隙間を埋める軽量パテとして使用できます。
胴枠のパーツは、大まかには切れていますが、ストリンガーを通す切り欠きは
図面にあわせて切る必要があります。
コピーした図面の胴枠部分を下敷きにし、指定の位置に切り欠きを入れていきます。
ダイカット状態と切り欠き後
すべての胴枠に切り欠きが入りました。
組み立て開始です。クリアファイルを開き、胴体部分の図面を挟みます。
ずれないようマスキングテープ等で固定します。
クリアファイルを閉じ、上からキール部品をマスキングテープでとめていきます。
胴枠を接着してしまうと、裏表の面はサンディングが難しくなるので、先に
表面もサンディングしておきます。
図面の指示に従って、胴枠を接着し、最後にサイドキールを接着します。
この時、まだストリンガーは接着しません。また、胴枠は必ず収まるわけでは
ないので、図面にあわせて削ります。印刷面のサンディングも接着前にしておきます。
半分が出来たら、クリアファイルから外してもう半分の胴枠とサイドキールを接着
していきます。浮いた状態での作業になるので、接着時の位置決めが難しいですが、
既に接着済みの胴枠の位置をガイドにしていきます。
反対側も接着して今日はここまで。説明図には指示はありませんが、プロペラ機
のスケールモデルは、エンジンが無い分どうしても重心が後ろ寄りになってしまうので
後部胴体のキールやサイドキール、胴枠の内側をある程度削りこんでいます。

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