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2012年6月27日水曜日

Guillow's カーチス P-40 ウォーホーク 翼のカバーリング

さて、下地が出来たら紙貼り作業に入ります。
これをきれいにやるのは結構難しいんですよね。

でも、勘や経験も大事ですが、まずは失敗しにくい手順が大事。という事で、バルサのフレームに紙を貼っていく手順を紹介して行きます。

今回は翼関係です。
まず貼る紙ですが、キット付属の紙ではなく、エサキ プライスパンを使用していきます。
キット同梱の紙でも貼ることは出来るのですが、日本製の和紙と比較すると若干目が粗いのと、ピンホールがあったりします。目の詰まり方や厚さの均一性、薄さや強度の面でもプライスパンが勝ります。
ちなみに左の写真の左側がプライスパン、右がキット付属の紙です。ちょっと分かりにくいかな・・・
まずは尾翼から貼って行きます。用紙はかなり大きいのですが、まずは貼る面積より若干大きめに切り出してあらかじめ用意します。
この時、紙の目(繊維の向き)が長手方向(写真では左右方向)になるように注意します。
フレーム外周に糊を塗布します。今回は扱いの簡単なスティック糊を使用しました。
水分の多い糊を使うと、紙がふやけて扱いにくくなるので私はもっぱらこういった固形糊を使用しています。
注意点としては、糊を塗布するのはあくまで翼の外周部だけで、中の小骨に塗ってはいけません。
糊を塗ったら裏返して用意した用紙の上に乗せ、上から指で軽く押して密着させます。
貼り終わったら、骨組み外周のから数ミリはみ出したところでデザインナイフで切り込みを入れます。
この後裏面に回りこんで貼って行くので、外周が曲線の部分については放射状に切り込みを入れて行きます。
余白部分に糊を塗り、断面と裏側に少しかぶるように貼り付けます。
こんな感じで片面一丁上がり!
裏面も同じように貼ります。
垂直尾翼もサクッと貼って行きましょう。手順は水平尾翼と同じです。
次は主翼です。まずは組み立て後胴体に隠れてしまう中央部上面から貼って行きます。
この時も、貼る範囲の外周部だけに糊をつけて貼って行きます。
次に主翼中央部下面、それから左右主翼下面を張っていきます。
この辺りは平面なので張るのは比較的簡単です。

貼り付けた後、外周部を数ミリ残して切り取り、上面に向かって巻きつけるように貼りこみます。
主翼上面も貼りました。小骨部分に糊をつけないのは尾翼と同じですが、曲面で構成されているので若干難しいです。
ただ、最初からピンと張った状態で貼る必要は無く、若干たるんでいてもこの後霧吹きをして紙を収縮させるため、写真の程度貼っていれば問題ないでしょう。
貼り終わったら霧吹きで湿らせ、乾燥を待ちます。
私はこのように自然な状態で乾燥させることが多いですが、この方法だと変な捩れは出にくい物の、骨組みが紙の張力に負けてゆがんでしまう事もあります。
シリアスに寸法を出すには冶具を作成し、固定した状態で乾燥させたほうが良いようです。
ちなみに、この時霧吹きで湿らせるので、バルサにまで水分がしみこまないようにあらかじめ骨組みを塗装するわけです。
霧吹き後数時間程度で紙が乾き、きれいに張ってくれました。しかし良く見ると、
翼端部にしわが・・・ここは後で貼りなおしですね。
水平尾翼も若干反ってしまいました。どうやら紙の収縮力が強すぎたようです。これも要修正ですね。









というわけで翼関係の紙貼りでした。若干失敗してしまった部分もあるので、次はしわや歪みの修正をしていきたいと思います。

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