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2014年1月13日月曜日

スタジオ・ミドさんの九六式艦戦 制作その1

遅まきながら、あけましておめでとうございます。去年はなかなか手が付けられなかったのですが、今年はバリバリ作って行きたい所です。

さて、昨年末に購入したスタジオ・ミドさんの九六式艦戦ですが、さっそく作って行きましょう。

パッケージには”上級者向け”なんて書いてありますが、レーザーカットでホゾ組み方式となっており、とても組みやすいのでフリーフライト・バルサキット入門にもお勧めですよ。説明書も日本語ですしね。

それでは説明書の1番、胴体の組み立てから行きます。



胴枠とキールはGのバルサシートとHのバルサシートに配置されています。

この部品配置は作業しやすいですね!今までの一般的なキットでは、どちらかというとバルサ材の節約が優先で、部品形状の兼ね合いで詰められる場所に詰め込んでいることが多かったので、多数のシートから部品を切り出す必要がありましたが、このキットはそのあたりは割り切って作業しやすく配慮されているようです。

ちなみに、説明図ではG-4等のように部品に番号が打たれていますが、実際の部品には番号の表記はありません。表記されていると毎度サンディングして消さないといけないという事を考えると、これはこれでありですかね。レーザーカットのキットの場合、部品の厚みを変えてしまうようなサンディングは失敗の元にもなりますし。




では早速部品を切り出す・・・前に。
ナイフの刃を交換しましょう。
やわらかいバルサの部品はちょっと力を入れすぎただけで割れてしまいます。
軽い力でスッと切れるよう、ナイフの刃はこまめに交換しましょう。もったいないような気もしますが、1工程ごとに交換する習慣をつけるといいと思います。
ナイフの替刃よりキットのほうがはるかに高価ですから、失敗を避けるための投資としては見合うと思いますよ。

また、ナイフの種類ですが、私は取り回しやすさから、デザインナイフを使用いていますが、小型のカッターでも問題はないと思います。



レーザーカット部品の切り出しは、左の写真のように一部繋がっている部分をナイフで切り離すだけです。プラモデルの部品をランナーから切り離すのとさして変わりません。

部品の断面はレーザーで焦げていますが、部品単位でサンディングすると破損の原因になりやすいので、組みあがってからにします。

また、部品の厚みが変わってしまうと、はめ合わせの精度が出なくなってしまうので、厚み方向もサンディングしません。

つまりプチプチ切り離して、サクサク差し込むだけ、です。



ここで注意する点は、部品H-3、H-4にある点線部分は切り離さないでください。胴体をくみ上げてから切り離すので、今の段階ではこのままです。
また、説明図では、胴体下側のキールがF-3部品と表記されていますが、これは誤表記で実際はG-3部品を使用します。











上側のキールにH-4~H-8までの胴枠を差し込み、下側のキールを差し込みます。上下のキールで胴枠を挟む感じですね。H-9は下側のキールに通します。

部品は正しい箇所であればスッと嵌るので、力を入れすぎないように注意しましょう。

H-3部品は取り付け方法が異なります。









H-3だけは、左の写真のように上側のキールを通して所定の箇所に差し込みます。H-1今差し込んでも取れてしまうのでそのままにしておいて・・・














両サイドのキール(G-1,2)を差し込み、組んだ箇所に瞬間接着剤を流します。
最後にH-1を差し込み、やはり瞬間接着剤を流します。
接着し忘れの無いように気を付けましょう。













説明書の表示ではわかりにくいですが、H-1部品は左の写真の向きに取り付けます。
ストリンガー取り付け用の切欠きがあるほうが上です。














次にヘッドレスト部品G-4を4枚づつ重ねて貼りあわせます。
ここは面積も大きく、また、後でサンディングするので、セメダインCを使用するのがお勧めです。













ヘッドレスト部品を先ほど組んだ胴体に接着します。
















胴枠の切り込みにストリンガーを接着していきます。
説明図やスタジオ・ミドさんのサイトの作例写真を見ながら組んでいきますが、どうもコクピット回りが設計変更されているらしく、図の通りにも作例写真の通りにもなりません。うーむ、このあたりが上級者向けなのか・・・

とりあえず、先ほど取り付けたヘッドレスト部品が邪魔をする箇所があるため、ナイフで荒削りしてストリンガーを通せるようにします。







ストリンガーとA-7,A-8部品(フィレット)を接着し終わりました。
フィレット部品が調整無しでピタッとはまるので気持ち良いです。
コクピット周りのストリンガーの配置は説明図とも作例写真とも異なりますが、おそらくこうだろう、で組んでいます。
このあたり、作る人の側でアレンジは必要みたいですね。









ストリンガーの胴体後端側は、接着剤が固まった後に内側から斜めに切り落とし、キールに張り付けられるように調整します。
ちょっと面倒ですが、紙張り後の見栄えが違って来るのでやっておきましょう。













胴体の後端はこんな感じです。尾輪や垂直尾翼を合わせるのでまだ接着しないで遊ばせておきます。















フィレット下側(A-8部品)はこんな感じ。ここもぴったりはまります。
















そんなこんなで胴体完成!組みあがって接着剤が固まると、部品の華奢さからは想像できない剛性になります。
このかっちり感はやはりバルサならでわですね。


とりあえず今日はこんな所で。次回は尾翼回りです。

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