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2014年2月3日月曜日

スタジオ・ミドさんの九六式艦戦 制作その2

さてさて、前回の続きです。
前回は胴体が粗方形になったので、今回は翼関係です。

このキットでは尾翼の外骨(っていうのかな?外周部の骨です)が水平、垂直とも1枚ものになっています。

何も考えないで部品取をすると、木目方向によっては強度的に厳しいのですが、さすがに長手方向に木目が取ってあり、大丈夫のようです。





と、尾翼に入る前に胴体の不要部分を切り取ります。前回切らずに置いた胴枠の点線部分とキールを切り込み、外します。
この作業前には必ずナイフの刃を交換しましょう。ギュウギュウ切り込むと骨折してしまいますよ!







まずは垂直尾翼から。
ここはレーザーが上手く調整できていないのか、薄皮状態で部品がつながっていたので裏側からデザインナイフで軽くなぞって切り離します。
手でもごうとすると、木目がべろーんと剥けてしまうので注意!

また、部品構成が説明書と若干食い違っています。
垂直尾翼枠内の不要部にある棒材、短いほうから1~2本目は説明書の通りのレイアウトですが、一番長い棒材は説明書に無い垂直尾翼下部のスリットに接着します。こうすると木目が直交するので翼弦方向の剛性が出るのです。



出来上がったら胴体に取り付け。
説明書のE-4に当たる部品は無いので、棒材から切り出して後から接着しましょう。
ここの接着にはセメダインCをお勧めします。







次は水平尾翼です。
ここは何にも悩まないですね。説明書通りにサクっと組めます。
説明書ではすぐに胴体に取り付ける手順になっていますが、私は紙張り後に取り付けたいのでとりあえずこのままです。







次に機首部です。まずは防火壁を2枚重ねて接着。こういった大面積の部分はセメダインCが使いやすいです。









ゴムを通すための箱部分は、防火壁とダミーエンジン基部の部品で挟みながら組み立て、押さえた状態で隙間に瞬間接着剤を流して固定します。
機首部分はあとでバラストを積むため、それほど重さにシビアになる必要はありません。






ダミーエンジンは貼り付け前に塗っておくと楽です。
エンジンの背景になる部分はフラットブラック。ダミーエンジンはフラットアルミにエナメルのダークブラウンをスミ入れしています。
エンジンのフィン部分はレーザー彫刻されているので、いい感じにスミが入ります。

また、この機体は機首が短く、大量のバラストを積むため、ある程度重さに目をつぶってディティールアップするのもよいかもしれません。


お次はカウリングの積層です。説明書には番号がありますが、部品には番号がありません。
このため、若干厳しい所はありますが、基本的にシート上に並んでいる順に積層していけばOKです。

ここも接着はセメダインCで。瞬間接着剤だとサンディングがしにくいです。また、木工用ボンドはサンドペーパーで削りにくいので、この部分に使用するのは避けたほうが賢明です。



さて、お待ちかねの主翼です。
スパーにはあらかじめ上半角が付いており、誰でも正確に上半角が付けられます。
レーザーカットされた軽め穴は、完全には抜けていませんが、木目の関係ですぐ折れる方向でつながっているため、つまようじなどの細い棒でポコポコ押し出すだけできれいに穴が開いていきます。


ちなみに、部品単位では表裏の区別がありません。しかも今回は図面上での組み立てではないので、右を2つ作ってしまった・・・なんて事にならないよう気を付けましょう!また、なるべく多くの部品を噛み合わせた状態で瞬間接着剤を流して固定していくと、歪みがない組み立てが可能です。


とりあえず今日はここまで~!







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